第1話 自首       刑事 真田





“ピンポーン”


チャイムを押してしばらく待っていると、
玄関が開けられて年配男性が顔を出した。


「ムコウジマ警察署の真田です。」
「同じく小西です。」


「・・・娘ですか?」


「はい。今いらっしゃいますか?」


「・・刑事さん、
あんまり刺激せんといてくださいよ。

もう昨日からろくにご飯も口に出来て無くて・・。」


「少しだけお話伺ってすぐに退散するようにします。」