__お昼休み

「美穂。行こ」

「あ、うん…」

「「あの!!」」

二人同時にあの!なんて言ったもんだから2人とも大爆笑

「あのさ、俺、美穂に嘘、つきたくないから、いうな?」

「うん。」

「……俺、未来のこと好きなんだ。」

「うん、」
知ってたよ。未来の話をする理久かっこよかったもん。

「未来が死んでから俺は告白されても振って、俺自身も好きな人なんてできなかった。」

聞いてて辛い…にげたい……

「でも中学上がって、美穂に出会った。」

「え、私…?」

「美穂に出会ってから、美穂の無邪気な笑顔に救われた。
いつも未来がそばにいてくれたけど、今は美穂がそばにいてくれる。それだけで充分うれしい。」

「…うん。」

「今日、未来が美穂の家族だって聞いて、確信した。」

__ドキッ

「俺は……
美穂が大好きだ。」

「……っ!」
涙が出てきた…

「未来がいなくなってから俺は完全に心を閉ざしてた。苦しくて泣いた時もあった。でも、美穂にあってから、美穂の笑顔を見てから、俺は美穂のために生きようって思えてきた。」

「……うぅっ!」

「美穂、未来と双子だって聞いた時は本当に驚いた、でも、未来関係なしで、俺は美穂が大好きです。」

「り、りくっ!」

「これからもよろしくお願いします…」

「はいっ!」

嬉しくて、泣きすぎて顔が真っ赤になった私を理久はぎゅっと抱きしめてくれた