理久と付き合ってから、4人でいることが少しずつ減っていった。

「みいちゃんっ!帰ろ!」

「ん?いーよー」

「美穂、今日は2人で。」

「え?」

「……あっ!今日陽平のとこに用があんだった!
美穂ごめんっ!理久と帰って!」

「はーい」

「美穂、帰ろ」

「うん!帰ろ!」

なんだろう。今日ってなんかあった?
理久くんと二人きりで帰るの、考えてみれば初めてだなー

「美穂ー」

「んー?どうしたのー?」

「今日は何の日だっ!」

「今日??」

んー?って考えてたら

「ブッブー
時間切れ。」

「なーにっ!?なんの日!?!?」

「……1ヶ月、記念日…」

1ヶ月……記念日…

あっ!!

しまったって顔してたら理久は

「忘れてただろ!」

「ううっ……はい、、」

「まあいいよー
てことで今日は放課後デートします。
まあ、公園行くだけなんだけどね、」

「デ、デート!?!?」

嬉しくて気が動転しそう……なんてこと思ってたら

「ん、手」

手を引っ張ってくれた。
うわあードキドキしすぎて手汗、大丈夫かな……