ホントはずっと好きでした

「美穂ちゃん」

「り、理久くん」

退場し終えた理久くんは私のところにやってきた。

「行こ?」

「う、うん。」

校舎の中を二人で歩く。

「……あのさ、美穂ちゃん」

「え?」

「美穂ちゃん。
俺さ、美穂ちゃんのこと__」

「うん?」

「……すき、なんだよ、ね」

「……え、」

「俺さ、全然美穂ちゃんと釣り合ってないし、付き合うってのも初めてだからよくわかんないし、だから、、でもっ!美穂ちゃんと一緒に遊んだり、隣並んで歩いたりしたい!」

「…理久くん…」

「かっこ悪いけど、付き合ってください!」

「理久くんは…かっこ、いいよ?」

「え?」

「私は、理久くんが大好きです!好きなん、です、」

「美穂ちゃん」

「だから!こちらこそ、よろしくお願いします…」

理久くんが言いたかったことは私も言いたかったこと。
同じこと思ってるみたいで嬉しくなった。

「美穂」

「…えっ!?理久、くん??」

「理久くんやだ」

「理久くんは理久くんじゃん?」

「理久」

「え?」

「理久って言ってよ」

「……り、りく、」

「よし。…美穂、戻ろっか」

「うん!」

5月中旬。体育祭中。私と理久は、両思いなった。