ビックリしたぁ~

…………………………………………………。

緊張の糸が切れて………笑いが出てくる。

ケラケラ笑う唯のことを不思議そうに見てた先生も、段々うつったみたいで

一緒になってケラケラ笑い始めた。

ひとしきり笑って

「ごめん、びっくりさせちゃったねっ!
………オレもビックリしたぁ~。」

うんって答えながら、さっきのことを思い出したら

また笑いが込み上げてきちゃった。

クスクス笑ってたら

「いきなり来たから焦ったよ~。
今日は足がないから家で過ごすとは言ってたけど…まさか、押し掛けて来るとは……。
まぁ~兄貴なら………来るかぁ~。ごめんね……ホント。
もっと警戒すべきだったよ…。」

ううん。って首を横に振ったて笑ったら

「あれっ!?……嫌じゃなかったの??」って驚いてた。

「う~ん…。緊張は…したよ。
おまけに、変な格好をしてたから………焦ったし。」

プッて吹き出した。

「そうそう!オレの服だったんだよね。
…………乾いた?…。風邪ひかない??」

心配してくれる顔が真剣だから……笑ったのは許してあげる。

「大丈夫!もう乾いたよ。
お兄さんのことは…ビックリしたけど…嬉しかった。
先生のお家の人に会えたし、唯のことを彼女って…話してくれてたから…。
あっ!!そう言えば、唯のこと何て話してたの??」

「う~ん。まぁねっ!良い子だよって…言ってるよ。」

笑ってる……絶対…ウソだ。

じっと見たら…ニッコリ笑ってごまかした。