キンダーガーテン 二   ~優しい居場所に~

それでも、先生には伝わったみたいで

「ごめん、ごめんね。
…………………また不安にさせた。
明日の自由行動は、一緒に回らないから。
ホントに…ごめん。」

いっぱい謝って、安心させるように……

ずっと抱きしめてくれるのに。

一度溢れた涙は、中々止まってくれなくて……

先生の浴衣は、唯の涙ですっかり濡れてしまった。

……………もしかしたら

唯は先生の温もりが……欲しかったのかなぁ?

赤ちゃんみたいにいっぱい泣いて…

背中をトントンしながら抱きしめてもらったら

ずっとささくれだってた心が………

溶けていくような気がする。

「苦しめて……ごめん。大好きだよ。」

自分から遠ざけていたのに……

ホントは先生が恋しかったのかな?

一度こうやって甘えてしまうと…

明日もずっと一緒にいたくなる。

………………せめて今だけ、こうしていたくて…

ギュッとくっついたら……

「大好きだよ」って

ほっぺに優しく…………

キスしてくれた……。

ここは、長崎の空の下。

見つかったら大変なのに……

分かってるのに…………離れたくない。

…………今だけ。

もぅ少しだけ……………。