先生は、そのまま一歩前を歩いて
芝の生えた散歩道を抜ける。
無言のままの先生。
ホテルの中庭は、ライトアップされてて
うつむく唯は、先生の影を追うばかり…
置いていかれないように、必死に付いていく。
いつもみたいに
振り向いてくれることも
歩調を合わせてくれることもない。
…………どれくらい……歩いたんだろう。
急に、心細くなって……
先生の浴衣の袖を引っ張ると……
振り向いてくれた。
………………………………。
「先生…怒ってる?……」
今日一日、壁を感じて…不安だったから
つい…口からこぼれちゃった。
「何に?」
「一緒に…いたくないって…言ったから…」
唯の顔をじぃ~っと見つめて……
小さくため息をつく。
…………そのため息は??
まだ、怒ってるの?
不安になりながら、先生を見上げると
「バレたら困るっていう、唯ちゃんの気持ちは、分かってるから…
その事には怒ってないよ。」
「だったら……」
「……………………………。
分からない?
オレ、言ったよね?コウは男だよって…
なるべく近づかないように…オレが引き留めてたのに。
隙を見せすぎ!」
「あっ…ごめんなさい…。
……でもね……もう、言ったから。
………好きな人がいるって……。」
「えっ!コウに…!!ホント??」
「うん、ホント……です。
今、飲んでる時に…。
航君のことは…海晴ちゃんと梓ちゃんが
慰めてくれるって…言ってた。
心配させて………ごめんなさい。」
「あっ…いや……。そっかぁ~。
もしかして、それで気まずくなって出てきた?」
「えっと…………。それは……ちょっと違ってて……」
芝の生えた散歩道を抜ける。
無言のままの先生。
ホテルの中庭は、ライトアップされてて
うつむく唯は、先生の影を追うばかり…
置いていかれないように、必死に付いていく。
いつもみたいに
振り向いてくれることも
歩調を合わせてくれることもない。
…………どれくらい……歩いたんだろう。
急に、心細くなって……
先生の浴衣の袖を引っ張ると……
振り向いてくれた。
………………………………。
「先生…怒ってる?……」
今日一日、壁を感じて…不安だったから
つい…口からこぼれちゃった。
「何に?」
「一緒に…いたくないって…言ったから…」
唯の顔をじぃ~っと見つめて……
小さくため息をつく。
…………そのため息は??
まだ、怒ってるの?
不安になりながら、先生を見上げると
「バレたら困るっていう、唯ちゃんの気持ちは、分かってるから…
その事には怒ってないよ。」
「だったら……」
「……………………………。
分からない?
オレ、言ったよね?コウは男だよって…
なるべく近づかないように…オレが引き留めてたのに。
隙を見せすぎ!」
「あっ…ごめんなさい…。
……でもね……もう、言ったから。
………好きな人がいるって……。」
「えっ!コウに…!!ホント??」
「うん、ホント……です。
今、飲んでる時に…。
航君のことは…海晴ちゃんと梓ちゃんが
慰めてくれるって…言ってた。
心配させて………ごめんなさい。」
「あっ…いや……。そっかぁ~。
もしかして、それで気まずくなって出てきた?」
「えっと…………。それは……ちょっと違ってて……」



