キンダーガーテン 二   ~優しい居場所に~

お邪魔した時の賑やかさがウソみたいに

穏やかな空気に包まれた。

スースースー…………

大人の会話は…3歳の大樹君には、退屈だったみたいで

スヤスヤお昼寝中。

「今のうちに着替えておいで。」

お兄さんの言葉に

「唯ちゃん、髪をしてあげるね。お母さん、着付けしよう!」って

美香さんに引っ張られた。

「あっ……はい。……お願いします。」

立ち上がって、ついて行こうとしたら

「大は?いいの??」って

うん、そう!

子供との約束は、守らないとね!

先生を見て頷いていたら

「後でオレ達が連れて行くよ。楽しんでこい!」って

笑いながら、先生の頭をクシャッとしてた。

「わりぃ………」

ボソッと返事をする先生は…

さっきお母さんに聞いた、無口で表現下手の弟に見えた。

床の間に移動してからは…

あっという間に脱がされて、恥じらう前に裾を合わせ紐で止められ

「きつくない?」って問にうなずくと、整えられてまた紐で止められて……。

気づくと帯も終わって、着付けも終了。

「うん、可愛い!女の子って……やっぱり良いわね。
悠人も着てくれたらいいのに………」

「えっ!!先生もあるんですか??」

「もちろんあるわよ。昔は着てたから……
あっ!!そうだ。唯ちゃんがおねだりしてみてくれない?
唯ちゃんが言ったら、着るかもしれないし。」

先生の浴衣姿かぁ~。似合うだろうなぁ~

………見てみたいけど……怒るかな???