キンダーガーテン 二   ~優しい居場所に~

いつもの先生と…全く違うよ!!

まるで子供みたいな先生に驚いたら

「驚いた??まるでガキでしょう?
唯ちゃんの前だとカッコつけてるけど……あれが普段の悠だよ。」って笑うお兄さん。

そうだけど………

"はい!"なんて答えたら……

今の先生だと拗ねちゃいそう。

「ええっ~!!二人の時の悠君って違うの?
ウソ!!どんなの、どんなの!!」

好奇心いっぱいの目で聞いてくる美香さん。

どんなって…………

今とは正反対です。

むしろ、今の方が私にはしんじられません。

皆さんがケーキを選んで食べ始めたから、私もひとくち口に入れた所で…

「あっ!僕も唯ちゃんのケーキが食べたい!一口ちょうだい。」って

大樹君におねだりされた。

……………どうしよう………

相手は子供なんだけど、やっぱり半分こには……抵抗がある。

これ……全部あげても………ダメだよねぇ??

一人でグルグル悩んでいたら

「ダ~メ!!大は自分のを食べろ!」って…

「ええっ~!!何でだよぅ~!悠のケチ!!」

あぁ~あ。大樹君……拗ねちゃった。

どうしようかなぁ~?

別に死んじゃう訳じゃないもんね!ここは我慢して……

「ど~ぞ。」

フォークにすくって差し出したら

"パクン!"って

…………………………………?……………………………??………………

…………………………先生が…………………………食べちゃった……………

「「「プッ!」」」

先生と唯を除いた、大人3人が、一斉に吹き出した。

「だ~い!とうちゃんのをやるから、我慢しろ。」

「大樹、悠君がヤキモチ妬くから唯ちゃんのを取っちゃダメよ。」

「…………悠人………………プッ!…………」ってお母さんまで……

真っ赤になって、うつむく唯に

「食べさせることないから。」って

先生は唯が半分こを出来ないから、庇ってくれたのに

悪者にしちゃったね。…………………………ごめんなさい。