「おいで」ってニッコリ笑って

掛け布団をめくってくれた。

「……………………お邪魔……します。…………」

ベットの一番端っこに、横になったら……

クスクス笑いながら

「何もしないからこっちにおいで。落っこちるよ。」って

何かあるとは思ってないけど………

一緒に寝るなんて……恥ずかしいよう。

背中を向けて、丸まってたら

「ごめんね。
こんなつもりで尋ちゃんを『泊めよう』って
言った訳じゃないんだけど…………。
ごめんね………。
オレ、ソファーに行くから……真ん中においで。」

……………ズルいよう~………。

唯を守ると言って……この居場所を作ってくれた。

今日は尋ちゃんの居場所まで…

明日は…四人が来ることも許してくれて……

唯の恥ずかしさで……

不便なんて……かけれないよ…………。

ベットを出て行こうとする先生に

「ダメ!
……一緒に寝よう。」って……

微笑んで、ポンポンを頭を撫でてくれる。

「こっちにおいで。」

先生の温もりは…恥ずかしいって思ってたのに…

思った以上に安心感を与えてくれたみたいで

ウトウトし始めた唯に

「おやすみ」の声と笑顔をくれた先生の

温かい手に誘われるように

…………やっぱり今日も……安眠でした。