先生は、柔らかい表情のまま。 なんとなくだけど、最初に会った時よりも優しくて表情のような気がする。 「費用の心配はいらないと、先程言いましたよね? 今はゆっくり休んで、体を治すことだけ考えましょう」 そう言って、服のボタンを留めてくれた。 もう、いいや、、、 熱でだるい体は考えるのも億劫で、 目を閉じると急激な眠気に支配されていった。