少しの息苦しさも、先生には全部わかっちゃうみたいで。
「まだ、ちょっとしんどそうだね、、、」
静かに目をつぶって聴診中だった先生が、聴診器をずらしながら呟く。
何箇所も丁寧に、ゆっくり胸の音を聴いたあと、ようやく聴診がおわって。
先生自ら、ボタンを留めてくれていた。
「熱もあるから、なかなか喘息もスッキリしてくれないけど。
徐々に良くなってくから、心配しないようにね。
僕もちょくちょく様子見にはくるけど、、
苦しい時は苦しい、って、こまめに伝えてね?
我慢しなくていいから」
頑張り屋さんですから。と、付け加えて、嵐のように回診は過ぎていった。
