「おいひぃ~幸せの味がする~♪」



「あんま、食い過ぎんなよ。嫌だろ、明日の朝刊に〔女子高生探偵矢口華乃激太り〕とか。」
「冷たいなぁ・・・」
こいつは、小倉新次。いわゆるところの幼なじみだ。
新次の家はケーキ屋さん、いつも事件を解決したらご馳走してもらってる。
「チッ、またかよ・・・」
「どした?新次?」
「なんでもない」

新次は高身長でイケメンのサッカー部員、モテないわけがない。
「また、大して仲良くもない女のコ達から1時間で50件位ライン来てたとか?」
「悔しいけど、当たり。53件だけど。」
「ゲーーー、みんな暇なのかな?」
「お前は忙しすぎだ。」
「私は10時間暇でも新次にラインしない。」
「お前も十分冷てーよ」