「はぁ。また、やっちゃった。」
私、小原莉奈(おばら りな)は中学1年生。
中学校に入学してから1週間した今日は部活動の仮入部が始まっている。
でも、私はそんなものに行く気になれず放課後、教室に残っていた。
「あれ?まだ教室に残ってる子いたんだ。1年生はみんな、仮入部に言ってると思った。」
「先輩?ですよね。1年の教室に来てどうしたんですか?」
「なんとなく。気づいたらここに来てた。
そういえば、名前言ってなかったね。
俺、伊藤大葉(いとう たいは)2年3組。」
「私は小原莉奈です。見ての通り1年3組です。
先輩は、部活に入ってないんですか?」
「入ってるよ。なんか、今日はやる気になれないから遅れていく。」
「そうなんですか。何の部活なんですか?」
「陸上部。ちなみに種目は走幅跳」
「確かに走幅跳って感じしますね。明日、陸上部に仮入部行きますね!」
「そっか。じゃあ、明日はちゃんと部活に行こうかな。
あのさ、さっきから気になってたこと聞いていい?」
「はい。」
「左腕、どうしたの?線が何本か入っててそこから血出てるし」
「本当の事、言っても引いたりしませんか?」
「大丈夫だよ。そんなことしない」

「リスカ…です。」
「え…。なんで?」
「それは…。今は言えません。すいません。そろそろ帰りますね。」
「まって!」
「なんですか?」
「あのさ、莉奈ちゃんだよね?俺、この10分間で莉奈ちゃんとすっごい仲良くなれた気がする。だからさ、これからもよろしくね。
あと、何があったかわかんないけど色々頑張れ!」
「はい!こちらこそよろしくです。あと、莉奈でいいですよ。じゃ、また。
「またね。」
大葉先輩…。良い先輩に会ったな。そういえば、明日の放課後に委員会あった。
仮入部どうしよ。終わってからでも間に合うかな。