【紗良 side】
練習終了後、
私と朔は花菜先輩に空き教室に連れてこられた。
そこには男子キャプテンの陸先輩もいた。
私たちが空き教室に入ると花菜先輩はニコッと笑って、
「突然ごめんね。
今日紗良ちゃんと朔君を呼んだのはね、私たち来週で引退するでしょ?だから2人には次期キャプテンをお願いしようと思って…」
「・・・え?私と、朔がですか?」
私は思わず目を見開いた。
隣の朔を見ると朔もびっくりした表情をしている。
「朔と紗良ちゃんは2人とも真面目に練習に参加しているし、行動力もある。俺たちは2人のそこを評価してキャプテンにふさわしいと思ったんだ」
そう言って陸先輩は微笑んだ。
「もちろん、最初は大変だと思うから私たちも全力でサポートするよ!特に2人の代は少し大変だからね。…どうかな?やってくれるかな?」
花菜先輩は私たちに遠慮がちに聞いてきた。
