【朔 side】
はぁ...。
誰がケチで悪魔だって?
あのバカ紗良め…(怒)
「おーーーい、朔~」
ん?
この声はアイツだな。
「よぉ、海斗。間に合って良かったな。」
「危なかったー。もう少しで寝坊するとこだったわ。」
いやいや、ギリギリで練習に来る時点でもう寝坊してるだろ…笑
「そうだな。」
俺は海斗に適当に返事をした。
「・・・ん?朔、朝から機嫌悪くね?」
さすが海斗。
こいつ、マイペースなのに変なところ鋭いんだよな。
「あのバカ紗良のせいだよ」
俺は紗良に視線をうつしてそう答えた。
海斗は俺の視線の先に紗良がいることに気づくと
ニヤリと笑って、
「ふーん、また紗良に無愛想な態度とったんだろ。そんな態度ばっかとってたら紗良に嫌われても知らねーぞ?」
・・・こいつ…
俺は海斗をギロっと睨んだ
「ひぃ~~、怖い怖い!そんな怖い目つきしてたら俺と柚南みたいになれるのはまだまだ先だな(笑)」
俺をからかうだけからかった海斗はその場から逃げるようにして「柚南ーーー」と言いながら柚南の方へ行った。
はぁ~~~…
俺はため息をついた。
俺は小さい頃から紗良のことが好きだ。
でも、紗良は俺のことをただの幼馴染だと思ってるだろう。
だから、さっき海斗が言ったことに俺は何も言い返せなかった。図星だから。
そうこうしているうちに花菜先輩の声がして俺は気持ちを切り替えることにした。
