先生、恋と愛の違いってなんですか?

嬉しい、という気持ちは一切浮かばなかった。


ただただ、おんぶされた彼女と、熱を心配されおでこを触られた自分とを比べ、劣等感に陥った。


「…先生のバカ。何もわかってない!」


そう言い捨てて走り出した私。


違う、気づいて欲しかったわけじゃない。


先生が私の様子がおかしいことがわかっただけで満足なのに、どうして私は。


(私は、先生が好きなんだよ?辛いに決まってる。心が泣いてる。けどそんな風に見せずに、頑張るしかないって残酷すぎる…)


走って応援席に行き、5分もしない内に午後の部が始まった。


最初の競技は、必死に練習を積み重ねてきた、応援合戦だった。