先生、恋と愛の違いってなんですか?

「時は、20xx年。世界の人口はどんどん増加し、100億人に達しました。」


私のセリフで進んでいく劇。


主役の鈴子と沙奈。


監督も、周りの出演する子も、皆真剣。


「そこ!もっと迫力つけて!」


「でも、ここって落ち込む雰囲気じゃない?だから声張り上げるより落とすべきだって。」


「なんで!?ここ1番の盛り上がりだよ?」


皆真剣だからこそ、通し中に必ずこんな喧嘩が起きる。


「監督が言ってるのになんで聞かないわけ?」


「はーい、ストップ!白熱するのはわかるけど、落ち着いて。じっくりみなさんで台本を読み直して見ましょう。」


小原先生はこうして喧嘩を抑えてくれる。


通しの時は毎回いるし、感想言ってくれるからすごく大事な存在ってわかってるけど、流石に昨日の今日で顔を合わせ続けるのはつらい。