先生、恋と愛の違いってなんですか?

担任の小原秋斗先生は数学担当。


教師2年目で担任。


エリートだなぁと思う。


入学式からたったの一週間なのに、もう生徒の心を掴んじゃって。


ほら、今だって…


「先生ー!今日ね、これから遊びに行くの!」


「はいはい。吉田さんとですか?」


「うん、でね、先生もよかったら…」


「ありがとうございます、でも、お断りします。


僕はこれからも仕事があるので…」


なーんて。


学年の人気者になっている。


私?あの先生は、ちょっと苦手。


だって、ニコニコしてて、なに考えてるかわからないでしょ?


だから、いつでも話しかけられないようにしてるんだけど…


「相原さん。もう帰るのですか?」


「はい。仮入も昨日でしたので。」


「何か入りたい部活、ありましたか?」


「武道がやりたいなぁと。」


「そうでしたか。良かったです。うちには武道系は2種類ありますからね。


あ、よかったらバドミントンも顔出してくださいね。先輩も喜ぶと思います。」


「はい。では、さようなら。」


さっきまでみんなに囲まれてたのに。


気づかないうちに側まで来て、話しかけてくる。


バドミントン。本当は1番やりたい部活。


けれど、人数多いからなぁ…試合、出れないかもしれないのが嫌。


今度、一回だけ仮入に行ってみよう。


そう決めて、その日は帰った。