近くの公園で遊んでいるところを遠くからカメラで撮影する。
上手い具合に瑚子の顔はわからないようにピント調整してくれていて撮り方を解っている。



「実はこんな物を用意してみました」と出してきたのはシロツメクサの花冠。
瑚子の分も用意されていて大喜び。
芝生に向かい合わせに座りニッコリ笑う。



シャボン玉を吹いたり、たくさんのハート型風船を束ねて親子で走ったり、遊具で遊んだりした。
スマホで瑚子を撮る姿も撮られる。
それを見て「瑚子も撮る〜」とユイちゃんの一眼レフに手を伸ばす。



「瑚子、それはダメだよ」と焦る私とは反対に「娘さんからの視点で撮るのもアリですね」とあっさり快諾。
ブレないようにユイちゃんが固定してあげて瑚子がシャッターを押す。



大きなカメラを覗いて「ママ笑って〜」と言う。
親バカな私は顔が綻ぶ。
何枚か撮られて飽きたのか「もういい〜」と駆け寄って来た。
優しく手を差し出す。
抱きかかえたらほっぺにキスしてきた。



「ママだいすき」に胸がズキューン…!
キュン死とはこの事だ。




自宅に戻って親子でお揃いのデニムワンピースに着替えたらギターを構える。



お約束通り弾いて差し上げましょう。