そう心に書き留めておいたのに……
クイズになると本気モードになっちゃう私。
チーム戦なのがもどかしい。
徐々に問題の難易度もレベルアップして最終的に私の女医チームが残った。



相手の高学歴芸能チームもかなり強敵だ。
早押しクイズに切り替わる。
チーム内から一人ずつ出て早押し対決。
正解的中率から私はアンカーに。




気が付けば白衣の袖を捲っていた。
高学歴芸能チームもクイズ番組では常連で有名な人が残り、まさか直接勝負する日が来るとは夢にも思わぬ展開だ。
だがしかし、手抜きは不要。
真剣勝負するのみ。




一般正解率2%の最終問題。
問題文の前半で押したのは相手チーム。
正解した時点で女医チームは敗退する。
終わった…と目を閉じたら、まさかの不正解で回答権を得た。




最後まで問題文を聞いた私も不正解ならやり直しになる。
女医チームの声援を聞きながら少し考えるふり…なんてね。
自信無さげに答えるけど、本当は確信してる。
数々のクイズ番組を見てきただけに一番盛り上がる時だと心得てます。




正解音が鳴って女医チームの勝利が確定した。
安堵の笑みでエンディングを迎える。