【続】0.0000034%の奇跡




「ねぇ?どっちなの?」



アハハハ!もうやめて〜!
そんなタイトルでアップする勇気ないよ私。
必死に緩む口元をキュッと締めて真顔を保つ。




「ウソウソ、タイトルは……今、自分がピンときてるのは……【記憶】かな」



「記憶?」



「うん、ずっと覚えていたい感情というか……記憶だなって」



「凄くいい…ヤバ、また泣きそう」



「でも中身はさっきの【大好きだよ智くん私だけを見ていなさい】ってことなんだけどね?」



そう言うとまた頬を紅く染めている。
忘れたくない感情。
渾身のラブレターだな。
大切な人を思い浮かべてたら、メロディーがそうさせた。
ギターの音がそうさせたの。
導いてくれたんだ。



早速また編集してる。



「これでいい?」と確認をお願いされてOKを出した。




「あ、やっぱり待って!」



ふと思いつきでキーボードを打ち込む。