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ティナは城の用意された部屋のベッドに座っていた。


傍にアメリアがいてくれる。


城に着いてすぐレオンはタイラーと共にガナンシア王の部屋へ行ってしまった。


ダーモッドもレオンに付いて行ってしまった。


「ティナ様、もうおやすみになってください」


ベッドに座っていたティナの心細そうな顔を見ると胸が詰まる思いだ。


いまだかつてこんな思いは初めての経験だ。


アメリアが強引にティナの身体を横たえる。


「アメリア、レオンが心配なの。帰ってくるまで起きていたい」


心配なのはティナ様の方です……。


レオンからはティナを疲れさせないようにきつく言われている。