「恥ずかしがっている場合ではないだろう?今は冷やさないといけない」


そう言ってドレスのファスナーを下まで下げた。


左の肩から肘までが赤くなって腫れていた。


そこへアメリアが氷水とタオルをもって入ってきた。


ティナの腫れた肩と腕を見ていつもは表情を変えないアメリアは驚いた。


氷水につかったタオルを絞り、レオンに手渡す。


「ひゃぁっ!」


肩にタオルが触れた瞬間、ティナが身をよじらせた。


「つ、冷たいです!」


ティナは今にも泣きそうな顔でレオンに訴える。