アメリアがもう一度スープとパンを持ってきた。


起き上がったティナの目の前に、小さなテーブルを置いてのせる。


「どうぞお召し上がりください」


アメリアがスプーンをティナの手に持たせる。


「……いただきます」


ティナは素直にスプーンを口に運んだ。


その姿にアメリアはホッと胸を撫で下ろした。


そして自分を笑う。


わたくしも人間らしくなったものだわ……。