「お願い……」


ティナが無意識に手を払うと、トレーにぶつかった。


大きな音をたててお皿が床に落ち、中身がこぼれる。


「ご、ごめんなさい!アメリアっ。やけどはしなかった!?」


ティナが目を大きく見開いて驚く。


「どうしたんだ?」


大きな物音にレオンが姿を現した。


黒の夜会服に身を包んだレオンはこれから出かけるようだ。


「すぐに片付けます」


アメリアが床の上に散らばったスープを片付け始めた。