あたしはレオンの元を逃げた……。


追いかけて来てくれて命は助かった。


けれど……あたしはレオンを傷つけた。


「あたし……」


「あたし?」


レオンがティナの言葉を繰り返す。


「あたしを……殺して……」


恐怖心は消えていた。