レオンが戸口に姿を見せるとアメリアとダーモッドが安堵の表情になった。


少女はうつむいてすすり泣いているせいで、レオンに気づいていない。


「お願い……ひとりにしてください……」


か弱い小さな声で呟く少女は今にも気を失いそうだった。


レオンはソファに座っている少女に近づいた。


その足音で少女はハッと顔を起こした。


ティナは可哀想なくらいに目を真っ赤にしていた。


「いや……」


レオンを見て怯えたような瞳で大きくかぶりを振る。


まるで化け物を見るかのような目。


「レオン様、ティナ様です。記憶を取り戻しました」


アメリアがティナの様子に当惑するレオンに背後から教えた。