いつもは金色の瞳が今は紅かった。


「レオン……?」


赤い瞳のレオンはティナを見ていなかった。


侵入者の男だけを見てゆっくりと近づく。


「私の屋敷と知って襲ったのだろうな?」


いつもと違う口調にティナは驚く。


レオン?


なぜこの扉から……?


ダーモッドがレオンの後ろから現れ、倒れたアメリアを抱き起こそうとしていた。


起き上がったアメリアはすぐにティナの元へ戻ってきた。


「大丈夫でございますか?」


アメリアが一息ついてティナに聞く。


「あなたたちは……誰なの?」