シェリルの身体は疲れていた。


それをレオンに知られたくなかった。


自分は弱い存在だから迷惑をかけたくない。


少し眠れば治るだろう。


「シェリル……」


レオンはそれ以上何も言わずに部屋を出た。


部屋を出たところでアメリアに会う。


「ご主人様、シェリル様は?」


もう昼も近いお腹をすかせているであろうとアメリアが聞いた。


「起きたくないらしい」


レオンの瞳に心配の色が伺えた。