「何してんだよ」 私の目の前までくると、元の低い声で偉そうに言う。 な、なにって... どうして私が、あんたの所に行かなくちゃならないの って......え? 「は、離し...」 「いいから来い」 無理矢理私の肩を抱き、体育館に連行する。 「沙耶ちゃん、ごめんね。 こいつ借りるよ」 って、沙耶には王子モード全開で微笑みながら