ほんの一瞬だけ視線が重なり合う。



「っ...」








何が起こったのか分からなかった。


目の前にはやっぱり悠然とした態度のあいつが居て、私のことを見下ろしてる。




だけど、感触だけは残ってる。

唇に残る温かい感触。



...いま、キスした？