俺に惚れていいよ






それでも、私は「うん」とは言わなかった。

だって、嘘でも認めたくなかったから。



嘘でも、あいつと付き合ってるなんて嫌すぎる!




でも、みんなは勘違いしたみたいで口々に

「おめでとう」って言い始める。



遅れて、「違う」って否定する私の声は

かき消された。