「すみません、体調不良で休暇を頂ければと。突然申し訳ありません」
小日向さんに準備して頂いた朝食を食べ終えると、真嶋が会社に電話している。
私はこれから出社だ。いつもの出社時間には間に合わないからフレックスにしよう。
「それと、矢野さんもお休みが欲しいとのことです。
……昨晩は飲みすぎて前後不覚だったのでご自宅へお送りしましたが、酷い二日酔いで。」
はい!?
とんでもない冤罪を擦り付けられて、慌てて席を立つ。電話の向こうから課長の笑い声が漏れ聞こえてきた。
「あっははは。矢野ちゃん、どんだけ飲んだんだよ。
……ってまさか今二人一緒?そういうこと?
な、わけないよな!真嶋くんも災難だったね。お大事にーーー」
電話を切った真嶋に詰め寄る。
「何してくれてんのよっ」
「ごく自然な理由をつけて休暇を取って差し上げました。どうせ有給だって余ってますよね。」
「どこが自然よ!こんな理由で休んだら会社行きづらくなるじゃない!」
必死で訴えても「来週には休暇を取った事なんてみんな忘れてますよ」と適当に流される。
「それに今日は、矢野さんにやっていただきたいことがあります。」
「へ?」
「週末には腕のいい弁護士の男を紹介しますので」
「何で?私、弁護士にお世話になるようなトラブルは抱えてないよ?」
真嶋に白い視線を投げられる。残念な生き物を見るようなその目は何よ。
「男を紹介しろと言ったのは矢野さんでしょう?」
確かにそうだった。真嶋が言っているのは週末に向けて少しは身綺麗になっておけということらしい。
小日向さんに準備して頂いた朝食を食べ終えると、真嶋が会社に電話している。
私はこれから出社だ。いつもの出社時間には間に合わないからフレックスにしよう。
「それと、矢野さんもお休みが欲しいとのことです。
……昨晩は飲みすぎて前後不覚だったのでご自宅へお送りしましたが、酷い二日酔いで。」
はい!?
とんでもない冤罪を擦り付けられて、慌てて席を立つ。電話の向こうから課長の笑い声が漏れ聞こえてきた。
「あっははは。矢野ちゃん、どんだけ飲んだんだよ。
……ってまさか今二人一緒?そういうこと?
な、わけないよな!真嶋くんも災難だったね。お大事にーーー」
電話を切った真嶋に詰め寄る。
「何してくれてんのよっ」
「ごく自然な理由をつけて休暇を取って差し上げました。どうせ有給だって余ってますよね。」
「どこが自然よ!こんな理由で休んだら会社行きづらくなるじゃない!」
必死で訴えても「来週には休暇を取った事なんてみんな忘れてますよ」と適当に流される。
「それに今日は、矢野さんにやっていただきたいことがあります。」
「へ?」
「週末には腕のいい弁護士の男を紹介しますので」
「何で?私、弁護士にお世話になるようなトラブルは抱えてないよ?」
真嶋に白い視線を投げられる。残念な生き物を見るようなその目は何よ。
「男を紹介しろと言ったのは矢野さんでしょう?」
確かにそうだった。真嶋が言っているのは週末に向けて少しは身綺麗になっておけということらしい。

