彩音の部屋-。


楓:タイトルとテーマが決まったし彩音の歌詞書いてみて。


彩音:うん、お姉ちゃん。


「幾千の時を越えて満月を探す夜」

どれだけの歳月が流れただろう?、君はまだ遠い。君に会いに行けるのは満月の夜だけだから僕は待てなくて月を見ては、満月を探していた…。もっと君の近くに行きたい、手を伸ばせば届くくらいに。やっと会えたのに満月の夜が終わりかけて、離れたくないと涙が溢れて止まらない。また満月の夜に会いに来てと笑う君、会いに来るからと約束を交わし月を見て満月の夜を探し続ける…。君と過ごす時間がずっと続いたらいいのにと流れ星に願った。


楓:歌詞出来たみたいだね、見せて彩音。


彩音:うん、出来たよお姉ちゃん。


楓:彩音、会いたい人への想いと満月探して会いに行く約束で纏めたんだね?。初めて歌詞書いたとは思えないし、切ない歌詞だけど、会いたい気持ちは伝わったよ。


彩音:うん、お姉ちゃん。距離が離れてるのもいれてあるんだよ。父さんと母さんに見てもらいたいな。


楓:うん、彩音。


彩音:父さん、母さん、歌詞出来たから見て欲しいな。


來:彩音、歌詞、見せてもらうよ。