咳こんだ実砂の様子をうかがう千秋。




咳が治まった実砂は
血を吐いた口を微笑ませた。

「いいね♪私すっごいうれしいよ。
ち~ちゃん★」


千秋は息を切らしながら顔をしかめた。


「…ねぇ あなたちょっと頭おかしい?
さっきから意味分かんないよ?ここに居るとそうなるの?」


実砂は口を大きく開けて笑っている。


「アハハハッ そうかもしれないね。
でも 大丈夫だよ!
ほんと うれしい…やっと見つけたよ」


笑いながらも真剣まなざしで千秋を見ている。




「ねぇち~ちゃん。
私と同盟を組まない?」