少女の顔の前に手をかざしレオを解いた 黒い仮面。


「では ゲームクリアを祈っております。」

門が開き 生温い風がふく。


そうして 黒い仮面の2人は 消えていった…。


「なるほど この2人もレオって訳か。」

「ここで殺し会いになってしまうと意味がないのね。」


人が変わった少女。
でも これが本当の千秋…。
人間なんて大嫌い。
人の顔色をうかがって接するなんてくだらない。


これが本当の千秋。


「殺し…… いいね。人の顔色うかがってるより 全然いい。」


そう言って笑った千秋。
もぅゲームが楽しみなプレイヤ-の顔をしている。


千秋は 右手に銃を持ち そして門をくぐった。


千秋のゲームが今始まった。