その場所に後数歩で着くという時


『 バタッ 』と音がした。


その音に今まで音を立てず慎重に進んでいた事も忘れ、


急いで近付くとそこには血を流し、倒れている男と


倒れた男を冷たい眼差しで見る男がいた。


しばらくして冷たい目をしている男は倒れた男に興味が無くなったのか


おもむろにポケットに入っていたタバコを取り出し火をつけた。