「えっ!? あ、でも…悪いし…」 私がさしている傘をちらちらと見ながら言った 『違いますよ…これです』 無地で黒の折りたたみ傘を差し出した その人は ありがとう! と感激した顔で言う 「俺、陸! 同高みたいだね」 『あ…はい』 顔が赤くなって、恥ずかしい。 私とは似合わないくらい…格好良かった 「あと…君の、名前は…?」 照れた顔を隠し俯いた 『…由美です』