僕たちはひとりだった…

嘘だ……

誰かによって起こされた。

また寝ていたようだった。
看護師さんからレオ先輩の容態が急変したと知らされた。

急いで見に行くとお医者さんが2人いて看護師さんに、親はどこだ とか とりあえず誰かに連絡はついたか とか 言っていた。

もうダメなの?
あまりに短すぎるよ。
ねぇ嘘でしょ。
さっきみたいにキスしてよ。
どうして…

輸血さえできればまだ生きられるかもと言われた。

私も先輩と同じA型だから望みはあるかも。


ほんとうに奇跡だと思った。
今まで神様なんか信じたことなかったのに嬉しく思った。


私は血を輸血できる。
でもひとつだけ問題がある。
だって私は血が流れるとものすごく止まりづらいんだ。


2人とも死ぬリスクは高い。
でも私が何かできるならなんでもしたい。