花鳥風月~華麗な舞に酔わされて~

「おっと。すみません、怪我はないですか?」

地味に痛かった。

「あぁ、いえ、ありませんよ。貴方も気を付けてくださいね。」

ニコッとふわふわした微笑みを見せて、足早に漣の後を付いていく。

「詞葉、周り見て歩けよな。だからどんくせぇんだよ。」

カチン。 さすがに言い過ぎじゃないかな?斑鳩漣君?

「あのなぁ?もう少し口に気を付けるんだな。」

どんくさい、どんくさいって、私も一応あんたと同じ地位の人間なんですけど!?

「そう怒んなよ。ブスがさらにブスになんだろ?」

全然慰めにもなってねぇよ。

逆にヒートアップしたわ、バカが。