「貴方、無事でしたか?」

頭に優しく手をかけて、撫でてくる。

「俺達は赤龍連合だ。玄武様の命令でその女を連れていく。
離せ、男。」

団のまとめ役だがなんか知らないが、襲ってくる。

「全く、本当に無能なのですね、赤龍連合。」

浄蛾?は、鋭い眼光を覗かせた。

「まさか、鳳凰の総長浄蛾っ?」

彼は、妖艶に笑った。

瞬間、彼は消えた。

代わりに残ったのは、苦しそうに呻く赤龍連合と、店内の
騒がしさだけだった。