花鳥風月~華麗な舞に酔わされて~

「受付に店員がいなくなって、他の奴等も見てないときに店を出ろよ?わかったな?」

わかってるよ。

でも、漣は、甘かったんだよ。

「バァカ」

外にこんなに大群めいた大男がいたんじゃ、不可能だよ。

ホント、漣ってバカなんだよ。

考えろよ、少しくらい。

「ってぇな!てんめ!ざけんな!」

中で、漣の叫びが響いている。

「あなた、先程のお嬢さんではないですか。」

浄蛾…。

どう見たって、暴走族の総長だ。

あ、殺されるかな?身代金かな?

「貴方たち、まだ将来有望な少女に何をしようとしているんですかね?」

仲間に敵に向ける言葉をかける浄蛾?を見つめてしまった。