「朝陽!街行こ!」


目の前ではしゃいでいるのは昨日転校してきたばかりの人間の女。



ったく…


今日は散々だった。



「ほら、参も舌も犬太も早く!」



俺の友達の彼女、犬上が朝陽の腕と魚の腕を掴みながら叫んでいる。


今日は俺たち専用の街に行くらしい。