ギュムギュム押されながらも上を向くと、そこにいたのは今日苦手意識のわいた大上くんだった。 「大上くん」 「お前なにやってんの」 そんなの見ればわかるでしょ。 「お昼買いに来た。でも、人が多すぎて前に進めない」