オオカミな大上くん

あたしは大上くんのしっぽを引っ張り呼び止めた。



「あ?」



あいかわらず返事は怖いけど…。



「大上くん…」



たくさんケンカして、たくさん怒らせて、ときにはお互いの考えてることがわからなくなったりするかもしれない。



でも、あたしたちなら大丈夫…。
そんな気がする。