オオカミな大上くん

きっと、ものすごく時間がかかると思う。



なにも知らず、無知なんだから。



でも、大上くんとなら乗り越えていけると思うんだ。



「もう暗いし、部屋入るか」



あたしの手を引き歩き出した大上くん。



「大上くん」