オオカミな大上くん

「さっきからそう言ってる」



しっぽをだらんとたれさせた大上くん。



え、ほんとってことは、大上くんはあたしのことが好きってことで…。



于海さんとはなにもなくて…。



付き合ってる子もいなくて…。



そう考えると、あたしの顔は真っ赤になる。