オオカミな大上くん

犬太…?



声のした方に目をやる。



「やっぱり限定のやつ食べるよね?」



あたしたちの隣の席には大上くんと于海さんが仲良さげに座っていた。



「朝陽?あーさーひー?あさ…あ」



あたしの視線をたどり、愛もそっちを見る。