「あ、犬太だぁ!一緒に行こっ?」



朝陽にあんなことを言われた次の日。



下駄箱で靴を履き替えていると、于海が声をかけてきた。



「ああ」



もう、何もやる気が起きない。



朝陽は俺のことが嫌いなのか…?